有名大学を卒業し、大手企業に入社したものの、仕事があまり上手くいかない。そのような悩みを持つ若者は意外と多いです。
悩みが深刻になり「もう辞めてしまおうか」と考えてしまう場合もあるかもしれませんが、結論を早急に出すのは失敗の元です。
本記事では仕事が上手くいかない原因、およびその対処法などについて説明をしていきます。
仕事が上手くいかない原因を分析しよう
仕事が上手くいっていないと感じたら、まずはその原因を分析しましょう。
ここでは、よくある原因を2つ紹介します。
原因1 経験不足や苦手分野によるもの
よくあるパターンとして、経験が不足していたり、苦手な分野だったりということがあります。
例え、能力が高い人だとしても、経験が不足していれば仕事でよいパフォーマンスは発揮しにくいです。
仕事の内容にもよりますが、最初の1~2年はある程度のミスは仕方がないと割り切ることも大事になります。
何年か継続しているうちに、いつの間にか仕事ができるようなっていた、という話は多いです。取り組んでいる仕事内容が苦手分野の場合も苦労しがちになります。
自分がやりたい仕事と、自分ができる仕事が違うというケースは珍しくありません。
原因2 完璧主義すぎる
完璧主義過ぎて、仕事が上手くいっていないと感じる人もときおり見かけます。
客観的にみると「若者にしてはよくやっている」ような仕事ぶりであっても、本人が常に100点を目指すような性格だと、そのギャップに苦しむことになるでしょう。
また、あれもこれもと考えすぎるあまり、ひとつの仕事に集中できず、失敗してしまうケースもあります。
まわりの期待が大きいほど完璧主義になりやすくなるため、そのような環境で働いている場合は要注意です。
責任感が強い人ほど、陥りやすい事例といえます。
まずは相談しよう
仕事は個人の能力よりも、チームワークが大切です。
メンバーとのコミュニケーションが不足すると、仕事は上手くいかなくなるでしょう。
困ったときは、上司や同僚に早めに相談をするべきです。誰にも相談をせずに、自分だけでなんとかしようすると大きなトラブルにも繋がりかねません。
プライドが高い人はまわりに助けを求めることに抵抗を覚えるかもしれませんが、自分だけで仕事をしていると視野が狭くなりやすいです。
冷静に考えて!仕事が上手くいかないときにやりがちな4つのこと
仕事が上手くいかないとき、やるべきではない行動はたくさんあります。この段落では、ポイントを4点に絞り、説明していきます。
1.自分が悪いと思い込む
仕事が上手くいかないからといって、自分自身にすべての責任があると考えるのはよくありません。
自分を責めれば責めるほど、立ち直るのが困難になるでしょう。
自己分析はメリットもありますが、自己肯定を下げるような方向に進むと危険です。
今の状況を冷静に分析し、できていること、できていないことを認識することが大事です。
そして、自分の頑張りについては素直に褒めてあげるようにしてあげてください。
2.他人に責任転嫁する
自分が悪いと思い込むのとは逆のパターンで、他人のせいにしてしまう人も少なくありません。
上手くいかないときは他人のせいにしたくなるものですが、他人にあたると周りからの協力が得にくくなります。
人間関係を壊してしまうと、状況はますます悪くなるでしょう。
他人ではなく、自分自身にできることを考えるほうが建設的です。
3.自暴自棄になり、不規則な生活を送る
仕事が上手くいかないストレスを発散するために、暴飲暴食をしたり、夜中遅くまでゲームをしたりといった不規則な生活を送るのはおすすめできません。
確かにストレス解消は大事ですが、こういった生活を続けていると、健康に害を及ぼします。
身体に悪い影響がでると、仕事へのパフォーマンスが下がり、ますます仕事ができなくなる悪循環になるでしょう。
食事と睡眠をしっかりと取らなくては、仕事のスランプは抜け出せないと心得てください。
4 勢いに任せて会社を辞めてしまう
転職は基本的に、最後の手段です。
そのときの気持ちに流され勢いでするのではなく、慎重に行うようにしましょう。
仕事が上手くいかない根本の原因がわかっていなければ、次の職場にいっても同じ状況になるかもしれません。
仕事が上手くいかないときに試すべきこと
仕事が上手くいかない時はに試してほしいことは4つあります。
1.気楽に考える
仕事が上手くいかないときの対処法として、「気楽に考える」というアプローチがあります。
常に100点満点を目指してしまうような人は、80点でも十分、と思い直してみてください。そのほうがリラックスができ、より仕事がスムーズになる場合が多いです。
仕事は完璧を求め過ぎると逆に効率が悪くなりやすいので、余裕を持ってやるのがポイント。他人と比較せず、マイペースに仕事をするスタイルも悪くありません。
また、仕事はいつも上手くいくとは限らないので、失敗してもあまり引きずらないようにしましょう。いつまでもくよくよしていると、目の前の仕事に集中できないため、「こういう日もあるさ」と軽く流せるようなメンタルも必要です。
2.周りからアドバイスを受ける
まわりからアドバイスを受けるのもよいアイディアです。今は仕事ができる上司も、昔はいろいろと悩んでいたのかもしれません。
アドバイスを受けるメリットは解決策が得られるだけはなく、周囲との距離を縮める側面もあります。心を開きコミュニケーションを取ることで、人間関係もよくなるのです。
自分の悩みを人に話すのは少し勇気がいりますが、ぜひチャレンジしてみてください。
3.仕事を忘れて趣味に没頭する
仕事のことばかり考えていると、精神衛生上、あまりよくないです。ときには趣味に没頭して、仕事を忘れる時間を作るようにしましょう。
スポーツや料理など、目の前の作業に集中できる趣味がおすすめ。休みの日は休息をしっかりと取ると同時に、趣味で心をリフレッシュすることが大切です。
映画や本を読むと視野が広がるため、今の自分を客観的に捉えたいときにも役立ちます。
4.仕事内容の変更ができないか考える
今の仕事がどうしても合っていないような場合は、転職の前に部署移動を検討しましょう。
同じ会社で、自分の希望する仕事が他にあれば、異動を申し出てみてください。
会社を辞めなくても、部署が変われば状況が改善されるかもしれません。
その際には、上司や同僚とも相談し、第三者の目からみても部署移動がふさわしいのかどうか判断してもらうのが望ましいです。
仕事自体がくだらないと思ったら
仕事がおもしろくない、上手くいかないのは今の仕事がくだらないからだ、と感じる人もなかにはいるでしょう。
業務内容にまったく興味がわかなかったり、自分が役にたっていると実感できなかったりすると、仕事がくだらなく思えるのも無理はありません。
仕事は生活の大半を費やすものなので、それがくだらないと感じるようであれば、転職が視野に入ってきます。
ただし、転職の前に本当に今の仕事がくだらないのかどうかをよく考えてみてください。
例えば、営業活動は有意義と思っているものの、資料作成はくだらないと考えているようであれば、その有意義と感じている仕事をもっとできるように動いてみましょう。発想の転換も大事です。
コピー取りのような単純な作業でも、コピー機に実装されている機能を勉強したり、効率よくコピーする方法を習得したりすると、意外と面白い作業となります。
自分の考え方を変えたり、環境を変えたりする努力をすることで、くだらない仕事が一転して楽しい仕事になる場合があることを忘れないでください。
仕事が上手くいかないときは「柔軟性」を意識してみよう
仕事が上手くいかないと、まわりのせいにしたり、自分自身を責めすぎたりしてしまうものです。
しかし、そういった後ろ向きな行動はなにも生み出しません。仕事は一生懸命やるのが当然ですが、少し体の力を抜いて取り組んでみてください。
そして、困ったときは素直に周りからアドバイスを求めましょう。
あまり面白くないと思っていた仕事でも見方を変えると、興味深くなる場合があります。
柔軟な発想がキーポイントです。