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思い描いていたものと違う?大企業に入社したのに幸せじゃないと感じてしまった時の考え方

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名の知れた大学を出て、名の知れた企業に就職し、自分の人生は順風満帆であるはずなのに、幸福感や満足感を得られないということもあるでしょう。

自分が感じている不満はどこからきているのでしょうか。

社会人としてこのままでいいのかと悩んでしまうこともあるかと思いますが、負の気持ちが湧き出てくる原因を洗い出し、考え方を変えることで、仕事への向き合い方も変化してくるのではないでしょうか。

その変化は、いつか、今は感じられない仕事における幸福感を運んでくるかもしれません。

目次

なぜ幸せを感じられないか-会社や仕事を漠然と考えていたー

就職がゴールだと思っていた

就職活動は非常に労力のいるものですよね。内定というゴールにに辿り着くために、ひたすら自分と向き合い、企業研究をし、筆記試験や面接に備えます。その中で、見出せることもあるでしょうが、落ち込むこともあるはずです。努力して掴み取った内定ですから、その喜びは大きいものでしょう。「大企業に入れば、明るい将来が約束されている」と感じていたかもしれません。

しかし、内定獲得は社会人としての新たなスタートにすぎないのです。ここから、すべてが順調に進むのではなく、社会人としてまた一から学び、経験を積み、努力していく必要があります。その現実を目の当たりにした時、「幸せじゃないかも」と感じてしまうのかもしれません。

思っていた仕事と違う

名の知れた大企業であれば、世の中に知られた製品を作っていたり、事業を担っていたりします。

その一員に自分もなれるのだと期待しますよね。しかしながら、現実には、一人では大きな仕事を動かすことができません。まだ社会に出たばかりの若者であれば尚更でしょう。

「こんな仕事があったのか」と感じるような小さな作業を任され、がっかりすることもあるでしょう。そこに、違和感を覚えているのかもしれません。

なぜ幸せを感じられないか-人に対する感情ー

憧れる先輩が身近にいない

大企業と言えば、世の中に知れた製品や事業に関わってバリバリ仕事をしている先輩がいて、自分もその先輩から学んで成長していく姿を思い描くこともできるでしょう。

しかし、現実には、すべての先輩が高い志をもって仕事に向き合っているわけではないかもしれません。

与えられた仕事をそれなりにこなし、上昇志向は無く、一定時間働いて一定の給料を得られればいいと考えている人がいることも事実です。

そのような先輩を目にした時、がっかりした感情が生まれ、仕事にやる気を見出せなくなってしまうのかもしれません。

この上司についていっていいのかと不安になる

大企業であれば、部署も多様でそれぞれを束ねる上司の性格も様々でしょう。パワーで押さえつけるように部署をまとめる上司もいれば、まったく統率力が無い上司もいるでしょう。

社会人数年目の若者から見ても、仕事ができないのではないかと感じざるを得ない上司もいるはずです。

パワーで圧倒されれば、委縮してしまいますし、統率力が無ければ不安になります。自分の思い描いていた上司像と実際の自分の上司とのギャップに不安を覚えることもあるでしょう。

この先、自分に仕事の力が備わるのか不安になり、「幸せじゃないかも」と感じてしまうかもしれません。

なぜ幸せを感じられないか-仕事と生活との兼ね合いー

仕事時間の問題

現在、ライフワークバランスについて、頻繁に取りだたされています。

大企業の残業からくる過労死が問題になることもありますよね。実際の残業時間はどうでしょうか。就職活動中に思い描いていたものと同等でしょうか。

残業が多い場合、その仕事量に納得しているでしょうか。自分の力量が追い付かないために残業をせざるを得ないこともあるでしょうが、その拘束時間は精神を疲弊させてしまっているかもしれません。

プライベートを充実させられない

会社に拘束される残業時間もそうですが、家に仕事を持ち帰ることや、休日に仕事関係の勉強をしなければならないこともあるでしょう。社会人として成長していくために、知識をつけることは重要です。

しかし、度が過ぎてプライベートを充実させられなくなってしまえば、本末転倒です。「職務上における成長のため」と捉えられていたものも、ふとした時に「仕事のせいで犠牲になっている」という負の感情が芽生えてしまうでしょう。

仕事もプライベートも充実させられると思っていた学生時代から、一気に失望してしまい、「幸せじゃない」と感じているかもしれません。

仕事をする上での現実として大切なこと

大企業に入ったら、バリバリ仕事をして活躍すると誓っていたはずにもかかわらず、社会人になって、幸せじゃないと感じてしまうことは、多くの人が経験することでしょう。

学生時代には知らなかった現実と向き合うことが必要だと考えられます。

自分の力量を認めること

名の通った大学を出ていれば、学力に関してそれなりのプライドがあると思います。ただし、それが社会で必ず通用するとは限りません。

学力と仕事をする力量は異なることが多いです。積み重ねてきた学問が役に立たないと悔しく感じることも多々あるはずです。

しかし、まだ社会に出て数年ですから、十分な力量が備わってないことは仕方ありません。重要なのは、自分の力量を謙虚に認めて、向上心を持って努力することです。

一人では仕事ができないのだと認識して仕事に向き合うこと

仕事は一人では回りません。周囲の社員と協力してこなしていくものです。

「自分にはこういう能力がある」と自負にも関わらず、任された仕事が小さく感じ、がっかりすることもあるかもしれません。それ故に、周りの仕事ぶりが気になる事もあるでしょう。

組織の中で、自分の力をどのように生かしていけるのか考えられる力も、仕事をする上で重要な能力です。

仕事で幸せを感じるために

コツコツ続ける

社会に出てまだ数年です。幸せじゃないと感じてしまう気持ちを変えることは十分に可能です。

今の仕事に不満があるかもしれませんが、小さなことでも、コツコツ続けていれば、一つ一つが必ず実を結びます。20代で思うような成果が出せなくても、30代で花開くこともあります。

仕事に無駄なことはありませんから、大事に一歩を積み重ねていくことが必要です。

同僚と悩みを分かち合う

悩んだり落ち込んだりした際、相談できる相手がいることは、大きな力になります。

腹を割って話をすれば、相手も気にかけてくれるようになります。同僚と一緒に仕事を頑張ろうという前向きな気持ちになれるはずです。

大企業であれば、様々な人が勤めていますから、自分の知らない世界観を持っている人が多くいるでしょう。豊かな人間関係は心も豊かにしてくれます。

一人でも憧れる人を見つける

いつかこうなりたいと思える先輩や上司を見つけることも、仕事で幸福感を得るために欠かせません。その人は自分の目標になります。

自分の部署に該当する人がいなければ、他部署でも他社でも構わないと思います。

仕事のこなし方、考え方、人との接し方、様々な角度から尊敬でき自分の目標となるような人を見つけてみてください。

異動も一つの手段として

もし、今の部署に不満があるのであれば、異動を申請することも一つです。

大企業の総合職であれば、異動も頻繁にあるのではないでしょうか。辞令を待つのではなく、自ら申請するのも、仕事を充実させるために一つの方法です。

先輩や上司に恵まれていないが故に幸せじゃないと感じることを払拭することが一番の目的であっても、新たな希望部署で新たな目標をもって再出発できれば、やりがいを見いだせるかもしれません。

決して逃げではなく、攻める気持ちで異動を希望していきましょう。

この先、仕事で幸福感がえられるはず

仕事をしていれば、悩みは常に付きまとうものです。社会に出て数年であれば、仕事への妥協がさほど無く、妥協できないからこそ、人が羨む大企業に就職できたのに、幸せじゃないと感じてしまうのでしょう。

まずは、なぜ不満や不幸感を覚えてしまうのか、原因を探ってみてください。仕事内容にあるのか、人間関係にあるのか、労働環境にあるのか、自分の力量にあるのか、理由は様々あるでしょう。その理由と向き合いながら、周囲を見つめて下さい。自分の努力や憧れは、負の心を軽くしてくれます。そして、せっかく入社できた会社ですから、小さなことでもコツコツと続けてみてください。30代になったら、今の悩みは消えているかもしれません。

辞めることはいつでもできますが、続けることは今しかできませんから、悩んだとしても、その原因を掴み、自分なりの解決方法を見いだせるといいですよね。

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